お寺・僧侶との関わりがない方への『仏事サポート』

私の年賀状を受け取った方から修正月法要(修正会)についてもう少し教えてほしいとありました。今年の私の年賀状のテーマが「修正月」だったからです。

私が自堂で1月3日に行った修正会の参詣者にお話した内容をご紹介します。

新しい年を迎えられたことを有り難く喜ぶとともに、正す月を略して「正月」、仏教においては「修正月しゅしょうがつ」(修正の月)と言い、自分のよくないところを修正するつきでもあります。 修正会においては、仏様に昨年の自分の過ちを告白して二度としないことを誓い、反省すべきこと、直すべきことは改め、心を新たにしての仏恩報謝のお参りとなります。 私たちは自我を拠りどころとしていますから、物欲だけではなく、自分を認めてもらいたいという承認欲も強く、人の目をきにして見栄を張る、体裁を取り繕うなどと、内面(心、気持ち)と外面(行い)が一致しません。 このことは仏様も、私たちが煩悩具足の凡夫であるがゆえのこととしてご承知のことですが、新しい年を歩み始めるに当たって、仏様に懺悔(自分の行いに過ちがあれば告白して二度としいと誓う)をして身も心も整えただしましょう。